ふたたび、1979〜83年のコンサート(ACB/野音)、「天国注射」を開催することになりました。
youtubeに、東映で発売のVTRが全編流れた事により、
リアルタイムに参加した方、また若い方の反応が多く、
東映で’83年に発売のVTRは再販する事が決まっています。
その他に、未発表のフィルムがあり、今、デジタル化しつつあります。
「天国注射」は、気持ちのコンサートと言ってもよく、
当時、音楽する事を他人にプロデュースされる事なく、
自立した音楽人たちの自由な発表の場となりました。
今となっては、レコード会社が存在し、コンサート会社が存在し、プロダクションが存在し
70年代とは別の、新たな、商業ベースに呑み込まれ、インディーズという確固たる存在も
聞く側には、さしたる区別もなく、音楽の捉え方が、薄い日常に終わってしまっている。
聞く側はそれでも良くても、音楽する側がそれを良としてしまえば、
売れてなんぼ売れなくて終わりの事を認めてしまうわけで、
それは表現したいものはないと認めてしまう事に・・・。
絵描きも、音楽人も、表現したいからはじまって存在しているはず、
そんな表現者が、同じ時間を共有すれば、また、なにかが残り、
伝えていけると思うわけです。
私達が若かった30年前に開いたコンサートを、
今の若い世代に継いで手渡せば、また、違う容の音楽人の生き方を継承できるのではと思います。
我々には、時間がないけど、まだ時間のある人達によろしくお願いしたい。
自分達の子供にも、伝えておきたい。
また、天国に行って、先に逝った音楽人に私達のあれからの話しもしたい。
今回、の開催にあたり、
12日の、韓国で音楽活動する佐藤行衛さんの仲立ちで、
韓国フォークの鬼才キム・ドゥスさんの(モダーンミュージックより日本版CD発売中)参加は、
とてもうれしい事のひとつです。
長い間の沈黙から’02年に韓国での活動を再開、「自由魂」CD発売され、
今年の2月の来日で日本にも信奉者が増えつつあります。
11日は、工藤冬里を中心の内容です。
30年前の「天国注射」以来、音楽活動を持続し、
彼の長い間の活動があって「天国注射」が今回復活する基盤になったと思っています。
また、園田佐登志制作・篠田昌巳のフィルムも75分完全版で上映をいたします。
当時の雰囲気が感じとれる内容で、若い人達には興味深いと思います。
また、篠田の人柄、一人の音楽人の優しさが伝わる作品でもあります。
12日は、彼らなくして「天国注射」のシーンはない、コクシネルを中心に、
若い音楽人も参加いたします。役者 一色涼太による独り語り「江戸アケミ」は、
彼が、モダンアートの支配人時代、
{じゃがたら}のアケミのライブを開催した時の事を語ります。
「天国注射」の頃のアケミは、一番晴れていたように思います。その事を思い出しながら、
追悼の気持ちを込めて、一色涼太の参加です。
天国注射実行委員会より。